１０月１９日（土曜日）爽やかな秋晴れの中、家族会が開催されました。
家族会は、大切なご家族を看取られたご家族をお招きして、患者様との思い出やご家族のお気持ちなどを語りながら、ご家族の辛さが少しでも和らげたらと、毎年開催しております。
当日は、ピアノ演奏や会場の花飾り、アロマなどでご家族をお迎えしました。各テーブルごとに受け持ち看護師より患者様のご紹介を行い、看護師やご家族と当時の思い出や今のお気持ち、近況などを笑ったり涙したりしながら語り合いました。あっという間に過ぎたご家族との時間でした。
参加されたご家族からは「気持ちが軽くなりました。来て良かったです」「病院の前を通るのも辛かったけど、明日から一歩踏み出せそうな気がします」などの感想をいただきました。
私たちは患者様だけでなく、ご家族の辛さや不安にも寄り添い、少しでもご家族のお気持ちが軽くなればと考えております。これからも色々なお気持ちをお話しになられたい時は、いつでも病院に足を運んでいただければと思います。
緩和ケア病棟師長
園田 智美
緩和ケア病棟医長 横山晶子による挨拶
笑ったり、泣いたりしながらお話をしました
7月18日、緩和ケア病棟で納涼祭が行われました。お天気はあいにくの小雨でしたが、夏らしい飾り付けを行い、デザートやかき氷などで涼を感じることができたのではないかと思います。はじめに「夏の思い出」を参加者全員で合唱しました。「懐かしい歌ね」と患者様や御家族も一緒に歌って下さいました。患者様は「かき氷を久しぶりに食べて、美味しかった」「ピアノ演奏でとても癒されました。涙が出そうでした」と話されました。ご家族からは「食事が取れなくても、かき氷を食べてくれたから嬉しい」など感想をいただきました。今回の納涼祭のように、患者様やご家族との癒しの楽しいひとときを過ごせますようにこれからも季節の行事を計画していきますので、ぜひご参加ください。
ボランティア委員会委員長・緩和ケア病棟
豊満 悦子
納涼祭の様子
今年は長く寒い日が続いていましたが、梅の花がほころび植木鉢のチューリップが土の中からにょきにょきと芽を出して“もうすぐ春だよ”と言っているようです。
今年も緩和ケア病棟３階フロアにお雛様を飾りました。お内裏様とお雛様だけの雛飾りですが、ぼんぼりに明かりを灯してお二人のその穏やかなお顔を見ていると、こちらまで穏やかな心もちになります。季節飾りをとおして病棟でお過ごしの患者様やご家族に、少しでも季節の移ろいを感じていただけたら嬉しいです。
緩和ケア病棟看護助手 吉川 千代里
少しずつですが、寒さも和らぎ桜の花の便りが聞かれる頃となりました。
今年も桜の開花を待ちわびる中、3月29日緩和ケア病棟の4階ホールでお花見が開催されました。
スタッフのハンドベルによる“早春賦”の演奏、患者様と御家族の方々と一緒に歌も歌いました。
参加されなかった患者様のお部屋にも菜の花や桜の花の便りをお届けし、手で触ったり、香りを楽しんだりと、大変喜んで頂きました。菜の花、水仙、桃の花、スミレ、桜などみんなで持ち寄った春の花に囲まれ穏やかな時間を過ごすことが出来ました。
緩和ケア病棟：中川
各地で桜の開花宣言が聞かれる中、3月30日緩和ケア病棟4階ホールで花見が行われ患者様、ご家族22名の参加を頂きました。
スタッフのハンドベルの演奏で始まり参加者全員で「花」「春よ来い」を歌いました。皆様に春をお届けしようと、スタッフ皆で持ち寄った季節の花々で4階ホールは春一色となりました。クラリネットの演奏を聞きながら、抹茶、紅茶、コーヒー、ぜんざい、シフォンケーキ、フルーチェ、綿あめと思い思いの物を食べて頂きました。「菜の花がきれいだった」「桜が見れて良かった」「れんげ草が懐かしかった」「母が、クラリネットの音色に合わせて頭を動かしていました」とたくさんの声を頂きました。
ボランティアさんの御協力を頂き、この様な会を開けることに感謝です。これからも、少しの時間ベッドを離れ、穏やかで楽しいひとときが過ごせるようなお茶会を開催していきたいと思います。
緩和ケア病棟看護師：豊満 悦子
年の瀬の寒さの身にしみる季節となり、12月16日（水）緩和ケア病棟でクリスマス会が行われました。4階さくらホールは、ボランティア方々の気配りされた飾り付けとなりました。
スタッフはサンタ・トナカイの衣装に身を包み、ハンドベルの2重演奏や患者様と一緒に歌い、手作りのフルーチェ・ぜんざいも大変好評でした。ボランティアの方によるピアノ・クラリネット演奏もあり、綺麗な音色に耳を傾けることが出来ました。都城弁を話すサンタの登場でプレゼントを渡すサプライズもあり、患者様・ご家族・スタッフも笑い、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
緩和ケア病棟看護師：上田美由紀